旧「美濃国」の中心地区でした。歴史的な出来事が多かった町です

岐阜県南西部に位置する、不破郡垂井町。
大垣市をはじめ、同じ不破郡に含まれる関ケ原町や揖斐郡の揖斐川町・池田町、養老郡養老町に囲まれています。
昭和後半の時期から、アクセスがしやすい大垣市や岐阜市に通勤する住民が定住するようになり、ベッドタウンとして発展してきました。
垂井町にはとても長い歴史があります。
縄文時代や弥生時代の頃につくられた遺跡がたくさん出土します。
飛鳥時代や奈良時代の史料にも、この土地に関する記載は少なくありません。
その後も、江戸時代に至るまで美濃国の中心エリアとして繁栄しました。
このため町内には史跡はたくさん残されています。
国の重要文化財を大量に鑑賞していただける南宮大社や、在原業平とゆかりの深いことで知られる薬師寺、かつての国府が存在した場所と伝えられる南宮御旅神社と数え出したらきりがないほど。
ひと際目立つのは、竹中一族の屋敷として長年使われた竹中氏陣屋でしょう。
垂井町は北部から西武にかけて山林が広がっています。
自然と気軽に触れ合える町です。
市街地の真ん中にも、天然記念物に指定されている巨大なケヤキや、その根元から湧き出している「垂井の泉」があります。
この泉は岐阜県の名水50選のひとつです。
その他、朝倉運動公園や青羅公園などが緑豊かな公園です。
お散歩の場所としてもお手軽にお使いいただけます。
また相川水辺公園では、春になるとお花見や鯉のぼりをお楽しみいただけます。
垂井町で鉄道をご利用の場合は、JRの東海道本線(垂井線)をご利用可能です。
バスについては、名阪近鉄バスの路線のほか町営のコミュニティバスにご乗車できます。
そのほか、垂井駅から池田温泉の間は福祉バスが開通しています。
幹線道路については、国道21号線の関ヶ原バイパスが便利です。
また、県道31号線や53号線は町民によく使われている車道です。
垂井町の人口は、昭和の末期に右肩上がりの成長を続けていました。
平成に入ると横這い気味になり、やがて2000年前後にピークを迎えました。
その後はゆっくりと減少していますが、まだ大幅な低下には至っていません。
高齢化率は、2023年の調査で31.1%でした。
現在の垂井町内で発見しやすい介護施設は、おそらく介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、それにグループホームでしょう。
あとは高齢者住宅が、最近数を増やしているところです。
中には、ご入居が決まったらお祝い金等が支給される施設も含まれています。