美濃国と飛騨国の境に近い、涼しい山間部の町です

岐阜県の中央部分からやや南東寄りに位置する、白川町。
東側は東白川村との境界線が延びており、2ヵ所で中津川市と接しています。
南北を恵那市・下呂市に挟まれているほか、西側で同じ加茂郡に属する七宗町・八百津町と隣接しています。
町域のほぼ前面が山林地帯で、集落は飛騨川や佐見川といった大きな川の両岸などに細長く延びる平地に沿って切り開かれてきました。
内陸部である上に町全体が高地にあるため、夏場に入っても気温や湿度が極端に上昇しないという利点があります。
夏の蒸し暑さが苦手な方には、おそらくお気に召す居住環境でしょう。
町の基幹産業となっているのは、林業と農業です。
この点は今も昔とほとんど変わりません。
東隣に位置する東白川村と同じく、良質の東濃ひのきを産出することで知られています。
この樹木は高級木材として建築業界などで重宝されてきました。
集落に近い斜面に近づいていただくと、整然と手入れされた茶畑をご覧いただけます。
白川町は、東白川村と並んで高級茶として高名な白川茶の発祥の地です。
東白川村と反対方向、西側の七宗町との境界線付近に向かっていただくと、町を代表する名勝である飛水峡が見えてきます。
これは、10キロを超える長大な峡谷です。
飛騨木曽川国定公園を象徴する景勝地で、飛騨川の激流の影響で削り取られた岸壁が見もの。
半世紀以上前に、天然記念物の指定を受けました。
白川温泉は、飛騨川と白川が合流する付近に湧き出している温泉郷です。
リウマチや神経痛などに効能があるお湯に、じっくりとおつかりいただけます。
白川町で鉄道のご利用をご希望でしたら、JRの高山本線をご利用可能です。
現在は、白川口駅と下油井駅の2駅が運営されています。
路線バスについては、濃飛バスのサービスをご利用可能。
幹線道路に関しては、国道41号線・256号線や県道62号線・68号線・70号線などが町民の間でさかんに使用されている車道でしょう。
白川町の人口は、昭和中ごろから現在まで減少傾向が続いています。
2023年の段階で、7,421人という計算結果が発表されました。
高齢化率については同年に46.3%というデータが公開されました。
今から白川町にて介護施設へのご入居をお望みの場合は、グループホーム・特別養護老人ホームのような公的な施設のご利用が考えられます。
隣接する恵那市や下呂市などに所在する施設にも、同時にチェック作業をお進めいただきたいところです。