市内では希少な、公的な医療機関にきわめて近いです
岐阜県を流れる一級河川のひとつ、可児川。この川と同じ名前を持つ駅が誕生したのは大正末期のことでした。2015年の、ゴールデンウィークがはじまる直前に、開業90周年になる歴史ある駅です。もっとも開設当初は「ライン遊園」という駅名が与えられており、駅の発足から数年経つと日本ライン下りの船着き場までバスの路線が敷かれました。現在の駅名に改められたのは高度経済成長時代に入ったころです。現在の可児川駅は、非常に静かな土地に周りを囲まれている状態になっています。駅のすぐそばに大王製紙やKYBの巨大な工場があり、駅の東側から北側にかけての敷地はこれらの企業の所有地となっています。川の南側は緑が濃い土地ですが、その中に名城大学のキャンパスが広がっています。駅の近くで注目に値する施設は何かと問われたら、「地域医療機能推進機構可児とうのう病院」を無視するわけにはいかないでしょう。公立病院がゼロの可児市では貴重な、公的な医療機関という役目を長年にわたって果たしてきた医療施設です。15を超える科目を標榜しています。可児川駅は、名鉄広見線に所属する駅です。特急およびミュースカイが停車する駅に指定されています。2区間進むと新可児駅に着きますが、この駅ではJRの太多線に乗り継ぎできます。新可児駅と反対方向になりますが、発着駅である犬山駅まで行くと犬山線・小牧線への乗り換えが実現します。可児川駅は、2007年から終日無人化されています。この事実が物語っているのは、駅の利用率の低さでしょう。実際に1日ごとの乗客数を算出すると、毎年1000人以下の結果が出ていることが浮き彫りになります。2009年以後は800人を割っている年ばかりが続いています。可児川駅の近辺で介護施設を探すなら、最初のうちは駅から3キロくらいの範囲を主たる対象に定めるとよいでしょう。駅から歩いて5分くらいの場所に立地する施設は、若干数であれば確実にあります(ただし得に公営の施設の場合は、入居費用の安さと相俟ってどうしても倍率が厳しくなってしまうきらいがありますが)。施設のタイプに関しては、グループホームがとても探しやすい状況です。その次は住宅型有料老人ホームで、次いで介護付き有料老人ホームといった順番になるでしょう。とはいえ、それらの有料老人ホームへの入居を希望するなら数キロ、あるいは10キロくらい離れたところまで念を入れて探すに越したことはありません。














