大垣市や瑞穂市との境界線に近いエリアです
「昭和の三筆」のひとりと謳われてきた書家の日比野五鳳。文部大臣賞や日本芸術院賞を受けたこともあります。実子の日比野光鳳も名筆で名高い逸材です。この文化功労者の出身地として知られている、岐阜県安八郡神戸町中沢に所在する駅といえば、東赤坂駅の名が自然と脳裏に思い浮かびます。この駅が最寄り駅というわけではないものの、町内には日比野五鳳記念美術館が設営されており、来館するたびにその名筆ぶりをしのぶことができます。東赤坂駅は、2014年の元日に開業から100周年の節目を迎えたばかりですが、現在は駅舎や構内踏切もなく、とても質素な駅として有名です。駅の周辺の風景も同様にシンプルで、平凡な住宅地や空き地、緑地などがずっと広がっています。都会的な騒音とはほとんど縁がない土地柄のため、高齢者がマイペースで毎日を過ごす場所としてモデルケースに選ばれても不思議ではない雰囲気です。東赤坂駅の周辺で大きな道路などの有無を質問されたら、すぐ南側を走る中山道や国道417号線の名前を上げるのが妥当でしょう。東赤坂駅は、養老鉄道の養老線の管内にある駅です。どちらかといえば下り方面に属する駅で、乗り換え場所を求めるなら上り方面に絞られます。3区間先には大垣駅がありますが、この駅はJRの東海道本線に乗り継ぐための通過点として重要です。また、樽見鉄道の樽見線への乗り換えも、この駅で下車すると行えます。この駅を過ぎると、あとは発着駅である桑名駅まで乗り換えのチャンスはめぐってきません。しかし桑名駅は、近鉄の名古屋線・JRの関西本線・三岐鉄道の北勢線に乗り換えたいときに便利ですから、利用する頻度は必然的に高くなります。東赤坂駅の利用率は、管内のほかの駅と同じで数十年前と比べてスケールダウンしています。1980年代の調査では、ほぼ毎年のように600~800人の間で推移していましたが、21世紀に入ると500人以下で推移しています。東赤坂駅の近隣で介護施設を探すなら、駅から3~4キロ離れたあたりが最大の狙い目になるでしょう。駅から1キロくらい、徒歩でゆっくり向かって10数分で到着可能な範囲に建てられている例はありますが、あくまでも若干数にとどまります。グループホームがいちばん多いですが、そのほかは特にどの施設が多いとはいえません(住宅型有料老人ホーム・介護付き有料老人ホームなどが少しずつ見つかります)グループホームが多いため、平均的な入居費用は安いエリアです。たとえば月額使用料は平均して20万円以下です。
































