名鉄名古屋線の終点に、介護施設の宝庫ができつつある様子
中部国際空港の開港に合わせて、「新岐阜」駅から名称変更を行った「名鉄岐阜」駅。この10数年の間は、駅舎の工事や新しい設備の取り入れなど、変革が目覚ましく年々現代風に進化しています。その点は駅構内だけにはとどまりません。2009年に駅の隣に開店したショッピングモール「ECT」は連日大盛況となっていますが、これはその一環と考えてよいでしょう。バリアフリー化の進行ぶりも申し分ありません。段差などがどんどん解消されており、高齢になっても動き回りやすい駅に変わっているのです。名鉄岐阜駅の前には巨大なロータリーが設置されています。現在は6通りの乗り場に集約されていますが、目的の数は非常に多く、市民の足として確固たる地位を築いているサービスです。国道157線に接近しており、長距離の移動にも適している路線でいっぱいです。名鉄岐阜駅は、名古屋本線の終着駅となっています。これは愛知県内の各地にストレートで行けることを意味します。いちばん乗り換え先が多い駅はやはり名鉄名古屋駅ですが、その途上にも名鉄の各線に乗り継ぎできる駅が数ヶ所あります。その反対で、各務原線のほうでは発着駅という立場になります。終着駅である新鵜沼駅まで行くと、犬山線やJRの高山本線などへの乗り換えができます。とはいえ高山本線については、途中にある新那加駅や名電各務原駅で降りても利用は難しくありません。名鉄岐阜駅の利用率は、全盛期と比べると格段に下がっています。しかし各務原線の中で比較すると依然として首位を保っており、この地域での重要性が改めて浮き彫りになります。この10年間は、1日当たりの乗降客数が30000人台を例年記録しており、しばらくの間極端な増減はないものと推定されています。名鉄岐阜駅の近隣は、介護施設を探して定住する場合にはなかなか望ましい条件が集まっています。駅のすぐそばの移動に便利な場所で施設を確保することは簡単ではないですが、それくらいしか明瞭な懸念点はなさそうです。駅から数キロ離れたら、施設の細分化やサービスの多様化が驚くほどよく進んでいるのです。費用システムに集中してチェックしても、入居一時金・月額使用料ともに20万円未満といった格安の施設がけっこう見つかります(それに、施設のタイプの偏りがない点は注目に値するポイントでしょう)。しいて付け加えると、サービス付き高齢者向け住宅がいちばん見つけやすい施設と呼べるでしょうか。





















































