グループホームとサービス付き高齢者向け住宅が2大勢力に
誕生からもうじき130年が経過しようとしている、岐阜駅。岐阜市、そして岐阜県の中心地の産業全体を支える交通インフラとして、計り知れない役割を果たし続けている駅です。数十年前から線路の高架化事業などが実施されてきましたが、その影響から駅構内や周辺の工事も随時行われており、現在も駅周辺の区画整理事業が続けられているところです。新しいマンションや公園などの創設事業は、高齢者を含めたあらゆる住民にとって有益なものですが、バスロータリーの機能性の向上などはその最たる例になりそうです。駅の改札口から乗り場まで、最短距離で行けるようなペデストリアンデッキの取り付けは、とても好意的に受け入れられました。ちなみに岐阜駅前に乗り入れているコースは、大半が岐阜バスによって運行されています。ただし、一部にはJR東海バスの手によるコースも存在します。岐阜駅はJRの東海道本線と高山本線が遭遇する駅です。東海道本線は東京圏から兵庫までを結ぶ一大路線ですが、岐阜駅から見ると熱海駅~米原駅の区間に集中して使うことが多いでしょう。もちろん東日本から西日本まで遠方を最短時間で目指すことも不可能ではありませんが。高浜本線は岐阜県内各地を回って富山市にたどり着く路線です。岐阜駅は発着駅ですが近くにある鵜沼駅(名鉄犬山線・各務原線に接続)や美濃太田駅(太多線や長良川鉄道の越美南線に接続)で乗り換えができて、いいロケーションにあるといえるでしょう。そして徒歩で数百メートルの範囲に名鉄岐阜駅があるため、名古屋本線・各務原線の利用がしやすいというメリットに恵まれています。岐阜駅の利用率は、例年少しずつ上がり続けています。1日あたりの乗客数が2010年に30000人超えましたが、その後もまだ徐々に増加しています。岐阜駅の役割は今後とも大きなままでしょう。岐阜駅の周辺は再開発がまだ行われており、ゆっくりと静かに暮らせる介護施設などをすぐには建てにくい状況だとみなす意見が多いです。したがって少し駅から遠ざかったほうが施設探しをする際に時間を無駄にしません。バスが大量に運行していますから駅からの距離はあまりハンデになりませんし、思い切って距離を設定しながら探してもいいでしょう。グループホームとサービス付き高齢者向け住宅が続出している点が、今どきの岐阜駅の近場の介護事情となっています。どちらの施設の場合でも料金は格安なところが中心です。

















