市の中心地区。周囲の街並みは多彩で飽きません
周防灘に面した行橋市は、数十年前から北九州市のベッドタウンという役割が強まっています。市の中心地区に位置する行橋駅に降り立つと、その事実をまざまざと確認できます。駅の西側は特に近年、集合住宅などの建造がめざましく、日に日にエリア全体が新しく、快適に変化しています。もともと駅から少し離れたところからは一般的な住宅地が立ち並ぶエリアで、駅からそう離れていないのに静かな暮らしを営めます。駅のそばにはまとまった商店街をはじめ近郊型のショッピングモールなどが建てられており、買い物やエンターテインメントの入手に困ることはあまりない土地柄です。行政施設や金融機関の出張所などの集まりぶりも申し分ないでしょう。行橋駅の周囲で幹線道路はどこかと質問されたなら、国道496号線や県道28号線・246号線の名前を取り上げるのが妥当でしょうか。バスについては駅前に太陽交通が管理する乗り場が置かれているほか、県道28号線まで出ると西鉄バスグループが管理する営業所を利用可能です。行橋駅は、JRと平成筑豊鉄道がそろって乗り入れている駅です。JRについては日豊本線が通っています。手近な乗り換え場所は発着駅方面に限られますが、日田彦山線と接続している城野駅や鹿児島本線と関わりが深い西小倉駅・小倉駅などを利用できます。後者には山陽新幹線や北九州高速鉄道の小倉線への乗り換えもできます。平成筑豊鉄道については、田川線の発着駅という立場にあります。乗り換え場所は終着駅である田川伊田駅しかありませんが、そこまでいけば伊田線および日田彦山線に乗り継ぎできます。行橋駅の利用率は、ひと昔前と比べると下がっていますが近年は横ばいと形容したほうが正しいでしょう。1日平均の乗降客数は、2004年以後7,000人を割っています。とはいえ、2010年台に入ると前年と比べて微増という結果になる年も出てきました。行橋駅の周辺にはけっこうな介護施設が建造されてきました。公営の施設も多いのですが、定員に達していない例を探すのはなかなかハードでしょう。民間の業者が関係する施設については、駅から2~4キロ圏内が特に狙い目でしょう(そのあたりが、おそらく軒数が特に多いと思われます)。ただし徒歩10分以内というケースも若干であれば出てくることがあります。施設のタイプについては、グループホーム・住宅型有料老人ホーム・介護付き有料老人ホームについてはそこそこ多いと言えそうです。


























