炭鉱の跡地などを活かしたまちづくりが魅力的

福岡県の中央部分からやや東寄りの場所に位置する、田川市。
飯塚市や嘉麻市をはじめ、数多くの自治体と隣接しています。
北九州市や福岡市、行橋市などに近いことから、これらの大都市と経済上のつながりを緊密に築いてきました。
市街地や農地に適した平地が多いのが最大の特徴。
東北端と東南端、また西南端は山間部に面しています。
その中には、日本三彦山に数えられる英彦山が含まれています。
古くは炭鉱で栄えた町のひとつです。
筑豊地方でもずば抜けた規模を誇る三井田川鉱業所伊田坑があることで全国的に有名でした。
現在は、その跡地に建てられている石炭・歴史博物館でかつての面影をしのぶことができます。
この資料館に所蔵されている炭鉱画は、ユネスコの世界遺産に登録されている名画です。
炭鉱は昭和半ばに完全に閉鎖されました。
その後は新たな産業の隆盛に全力をあげて取り組んできました。
現在は工業の育成などが進められています。
商業の誘致なども継続して行われており、全国的なチェーン店などが市内各地に開店しています。
その一方で、以前から市民が日常の買い物を楽しんできた各地の商店街も新たな集客活動に力を入れており、独創的なサービスが行われるようになりました。
田川市内には、近隣の住民にとって憩いの場所となっている公園があちこちにあります。
桜の名所である円山公園や、ツツジがたくさん植えられていることで知られる成道寺公園あたりがその代表例でしょう。
温泉がお好きな向きには、松原温泉のご利用がおすすめです。
市内で鉄道をご利用になるときは、JRの日田彦山線や後藤寺線、平成筑豊鉄道の田川線・伊田線・糸田線の中からお選びいただけます。
路線バスに関しては、西鉄バスグループのサービスのほか市営のコミュニティバスがご利用可能です。
なお、地域によっては嘉麻市や大任町が運営するコミュニティバスにもご乗車できます。
幹線道路に関しては、国道201号線や322号線あたりがよく使われている車道です。
田川市の人口は、ゆっくりと減少中です。
1990年代の末期に55,000人を下回り、2010年代の初期に50,000人を割りました。
2023年には45,704人との調査結果が出ており、高齢化率は34.3%でした。
医療については、市内南部にある社会保険田川病院を筆頭に多数の病院をご利用できます。
これから田川市内で介護施設へのご入居をご計画中の場合は、グループホーム・介護老人保健施設にめぐり会える確率が高いでしょう。
そのほか特別養護老人ホームや介護療養型医療施設、そして住宅型有料老人ホーム・介護付き有料老人ホームあたりが見つかります。