グループホームやサ高住の他、住宅型有料老人ホームにも低額の施設が

福岡県の南西部に位置する古賀市。
小規模な都市で、市制施行されたのは1997年とまだそれほどの時間はたっていません。
しかし、近隣の自治体(糟屋郡や福岡市など)とのかかわりが深く、ベッドタウンとして過去数十年間に大きな貢献を果たしてきました。
もっとも地場産業が育っていないわけではありません。
機械工業・食品工業をはじめ数々の分野で安定した工業生産を出しており、工場が立ち並ぶ一角はいまだに活気があります。
薬王寺温泉や千鳥ヶ池公園のような自然の恵みを活かした観光名所や、須賀神社や五所八幡宮のような由緒正しい自社仏閣が、手狭な面積しか持たない都市でありながら少なくない点は見ものでしょう。
小ぢんまりとした都市でありながら、交通システムはそこそこ種類があり、複雑に分化しています。
鉄道はJRの鹿島本線のみですが、市内には九州自動車道のインターチェンジが設置されており、離れた土地に急に出かける必要に迫られても迅速なスタートを切れるようになっています。
そのほか、国道3号線や495号線、そして福岡県道35号線筑紫野古賀線に乗り入れれば、近隣にも遠方にもかなり自由自在に動き回れて得をします。
市内は西鉄バスの営業範囲にあたるため、市外各方面への運行も含めて、便利な路線が何本も存在します。
タクシーを呼んでいろいろな目的を済ませることも造作ありません。
市内の人口は、1970年代から90年代にかけてはほぼ一直線といってもいいくらいの比率で増加を繰り返してきました。
21世紀に突入後は、ベッドタウンとしての役割が薄れつつあるとよくいわれていますが、近年は減少に転じる年が発生しており、影響が強く出る前に早めにさまざまな対策を講じることが求められています。
2010年の段階では高齢化率はまだ20%未満であり、少子化率も14.6%と県全体の結果や国全体の結果と比べて高めでした。
2023年には人口5万9,234人、高齢化率27.8%でした。
現在のところ市内には、グループホームとサービス付き高齢者向け住宅が、どの地域に住んでいても比較的見つけやすい介護施設となっています。
どちらも格安のコストで入居できるチャンスが少なくない点もまた、好意的に受け止められている様子です。
それから住宅方有料老人ホームの中には、さらに安いコストで契約できる施設が最近登場しています。
一度見ておくのが正解でしょう。