太宰府天満宮のような歴史の名所の近くで、充実した老後を

太宰府市の中央部とは若干離れていますが、大宰府天満宮や竈門神社、そして九州国立博物館といった史跡や文化施設、さらにだざいふ遊園地のような行楽施設がかたまっており、駅の周辺は観光客が途絶えることがないエリアです。
駅の周囲を県道35号線・76号線が通過するため、タクシーやマイカーでの外出は比較的簡単です。バス乗り場もよく整理されており、西鉄バスと市のコミュニティバスの両方が、同じくらいの比率で運行されています。
この駅は大宰府船の終着駅です。大宰府線は西日本鉄道が経営する路線ですが、発着駅である西鉄二日市駅で乗り移れる、天神大牟田線の経営元でもあります。いったん大牟田線に乗車すれば、大牟田市から福岡市まで目指せる場所が一気に増えることになって得をします。
この駅の利用率は、全盛期と比べれば減っていますが、大幅な減少というほどではありません。世紀が変わるまでは、1日あたりの乗降客数が12000人を越えていましたが、2007年には11000人をもう少しで切るということころまで減りました(2011年にも同じ現象が記録されます)。しかしこの10年くらいは、乗降客数の上下がかなり激しくなっており、将来の予測がわりと難しくなっていると結論付けられそうです。
太宰府市を基点として介護施設を探すと、世間の一般常識によくあてはまる費用体系(入居一時金または月額使用料のどちらかを高めに設定する必要がある、というもの)を掲げている施設がそこそこ見つかります。しかしその常識に縛られたまま施設探しをすると損をするかもしれません。
実はこの数年来、入居一時金と月額使用量の両方が安いという施設が急増しているのです。特に住宅型有料老人ホームに多くみられます。そのほかに安さが目立つのは、サービス付き高齢者向け住宅、介護付き有料老人ホーム、グループホームあたりでしょうか。入居一時金がまったく発生しない施設も当たり前のようになりつつあります。
大宰府駅から数キロ離れていることがほとんどという点は承知しておく必要がありますが、移動や買い物などについて必ず不利だとは限りません。それに駅から離れている分、緑や自然に恵まれていたり静けさやきれいな空気を満喫できたりといった利点が目立つことがほとんどです。