門前町と漁師町のよさを一度に味わえる地区です
那古船形駅は、大正半ばに創設された歴史の長い駅です。2018年の8月に開業100周年の記念日がやってくる予定です。いまだに古い木造駅舎を使用していますが、外側が美しく塗装されているため、老朽化したイメージは感じられません。この駅の名前の由来は、那古地区と船形地区の両方の地名にあるとよくいわれます。那古地区は門前町、船形地区は漁村として発展してきた沿革がありますが、駅を訪れてみると方角によって風景が対照的であることを痛感します。駅の西側~南側は漁港を囲む形で住宅地が広がっていますが、駅の東側~北側は宅地もあるとはいえ、山林や寺社仏閣のイメージが強固です。船形漁港について補足するなら、「ふれあい市場」と近接している点が近隣の住民にとっては大きなメリットとなっています。那古船形駅からしばらく西進すると、館山バイパスにぶつかります。幹線道路については、国道127号線が近くて使いやすいでしょう。駅前にて乗り降りできる路線バスは、日東交通グループの傘下にて管理されています。那古船形駅は、JRの内房線に所属する駅です。管内では、普通列車しか停車しない駅に含まれています。しかし両隣にある富浦駅・館山駅はそろって、特別快速列車が停車する駅に指定されています。乗り換え場所については、終着駅である安房鴨川駅とおよそ50キロ先に現れる木更津駅が最寄りといえます。前者では外房線に、後者では久留里線への乗り継ぎを実現できます。那古船形駅の利用率は、過去四半世紀を通して一貫して低下しています。1日ごとの乗客数の推移を確認すると、1995年に400人以下に落ち、その5年後に300人以下に落ちていることがはっきりとします。今世紀に入るとやや低下のスピードが遅めになっていますが、2011年に入るととうとう200人以下に落ちてしまいました。那古船形駅の近辺にて介護施設を探すなら、まずは駅から5~6キロくらいの範囲を設定して探してみるのが正解でしょう。とはいえ、駅から2キロ以内で落ち着ける施設を確保することはなかなか難しい話です。施設が出てくる頻度が高くなるのは、3キロ以上離れてからとなりそうです。そして、余裕があるなら10キロ以上離れた場所もひと通り探しておくとよいでしょう。施設のジャンルについては、グループホームが圧倒的に多いです。それ以外となると、介護付き有料老人ホームまたはサービス付き高齢者向け住宅あたりに出会えるチャンスがあるでしょう。











