パノラマ
心豊かな老後を送れる土地。木内惣五郎の墓が近くにあります
成田市といえば、成田空港と成田山新勝寺がなんといっても市の名物の双璧でしょう。しかし成田山以外にも由緒正しい寺社仏閣が残されています。江戸時代前期に再建されたことが明らかにされている、東勝寺もそのひとつ。伝承によれば、桓武天皇の時代に端を発していると語られてきました。最寄り駅は、この寺の名前にちなんで「宗吾参道」駅と命名されています。創設当初は現在と違い、単に「宗吾」駅と呼ばれていました。もっとも宗吾参道駅は、成田市に住所がある駅ではありません。印旛郡酒々井町に所在する駅です。現在は、駅の周囲に商業施設などは建てられていません。農地がかなり多いエリアで、個人の邸宅が少しずつ散在しています。癒しやくつろぎを求めたい高齢者には適した土地柄でしょう。なお、人口密度が低いエリアではあるものの高齢者ばかりという印象だとは言い切れません。私立の高校が近くにあるため、高校生や教職員が駅の周囲を歩く姿はいたって普通の光景です。宗吾参道駅は、京成本線に所属する駅。本線内では需要が高い駅だというイメージがありません。しかし、特急・通勤特急・快速が必ず停車する駅に指定されています。終着駅である成田空港駅に近い位置にあります。したがって、国際線を利用するときはとても恵まれた立地といえます。乗り換えに関しては、２区間先にある形成成田駅が最大のポイントとなります。京成成田駅では、東成田線およびJRの成田線に乗り継ぎ可能だからです。宗吾参道駅の利用率は、低下の一途をたどっています。１日ごとの乗客数は、2000年代前半にどんどん減少し、2005年以降は1,500人を切っています。ただし2000年代後半に入ると横ばいに近い推移をするように変わりました。宗吾参道駅の周辺は、遠方から来た人の口から「過疎地に見える」という感想が洩れることがあります。もっともそれが妥当だと言い切れるわけではありませんが。介護施設などを探すときに手間取る可能性があることは確かで、注意深く探さないと施設を見落としてしまうことはあります。駅から２～４キロ離れた範囲で、時間を割いてじっくり探すことが大事でしょう。住宅型有料老人ホームのほか介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどが入居希望者の見学や体験入居などを待ち望んでいます。料金体系に関しては、施設の運営元によって差が激しいのですが、安い施設であれば月額使用料が20万円以下になる可能性があります。 画像の一部はwikipediaから引用しています
