武豊線の終点。健康的なシニアライフの舞台となってくれます
明治中ごろに開業しており、愛知県内では飛びぬけて古い駅のひとつに数えられてきた武豊駅。貨物を運搬する目的で大いに活躍してきた駅という側面を持っています。歴史を抱える駅のため、さまざまな出来事の舞台となっています。その最大の代表例は、半世紀以上前に未曽有の災害勃発時に、わが身を投げ出す活躍を見せて殉職した高橋煕駅手の銅像でしょう(駅頭に建立されています)。現在の武豊駅は、無人化されています。2013年に「集中旅客サービスシステム」が導入されたことがその発端でした。その2年後には、武豊線全線で電化営業が開始されました。武豊駅の周囲は落ち着いた雰囲気が強い土地柄です。平穏な住宅などが並んでおり、心穏やかな老後を送れるエリアとなっています。武豊駅にいちばん近い幹線道路を探すなら、県道72号線を取り上げるのが妥当でしょうか。バスについては駅前に乗り場がありますが、民間の事業者は現在参画していません。町営のコミュニティバスが2010年から営業を開始しています。武豊駅は、JRの武豊線の終着駅です。現在、この路線を構成する駅の数はちょうど10となっています。小規模な路線ですが乗り換え場所はわりと多いです。2区間先にある半田駅では名鉄の河和線に乗り換えできます。そして発着駅である大府駅まで行くと、JRの東海道本線に乗り換えできます。直通運転も行われていますから、上手に乗車すれば乗り換える手間は省略可能です。武豊駅の利用率は、1980年代にいちばん低い水準に達したと伝えられています。その後は少しずつ回復していますが、ピーク時のレベルにはまだ程遠い状態です。1日ごとの乗客数は、21世紀に入ると600~800人の間で上下しています。武豊駅の近隣は、人口密度が高いエリアからはかなりの距離があります。介護施設を探すときもその点を念頭に置いて作業に取り掛かったほうがよいでしょう。駅のすぐそばで施設を確保することは簡単ではありませんから、まずは2~5キロくらいの範囲で探してみましょう。それでも検討したい施設が足りないと思ったら、10キロ圏内で探すとよいのではないでしょうか。施設のタイプについてこれといった傾向はないようですが、グループホームや高齢者住宅、また住宅型有料老人ホームなどが多めに出てきそうです。料金体系については安めで、月額使用料が10万円台でOKというところがほとんど。入居一時金については高いと30万円くらいになることがありますが。




















