大高緑地を毎日のように散策できる点がメリット
名古屋市緑区には、約半世紀前から周囲の住民に憩いの空間を提供してきた「大高緑地」があります。徐々に施設や面積が拡大される公園として成長してきましたが、2016年に全面供用される予定があります。この樹木や草花が美しく生い茂る公園の最寄り駅として有名な駅が、左京山駅です。ある時代までは「緑地公園前」という通称が使われていました。基本的には無人駅で駅集中管理システムの下で管理されているため、かなりスケールが小さな駅です。しかし近くに、県立鳴海高校があるため平日の朝夕は、駅舎や駅の周辺は高校生や教職員でにぎわいます。駅の周辺は集合住宅や戸建て住宅、さらに中小のビルなどが点在する一般的な市街地で、うるさくもなければ静かすぎることもないという特徴があります。左京山駅は、国道1号線と県道222号線に近い位置にあります。現在、駅の付近に民間の事業者が手掛ける路線バスは存在しません。駅を出たところにある停留所に乗り入れを行っているのは市営のコミュニティバスとなります。左京山駅は、名鉄名古屋本線の所管となっている駅。準急列車が一部停車するものの、高速で移動する列車に乗れる駅とはいえません。ただし隣の鳴海駅で降りて待てば、急行列車をつかまえることは可能です。乗り換えできる駅は近くにはありませんが、7区間離れた神宮前駅からは乗り換え路線を持つ駅が立て続けに出現します。いちばん乗り換えがしやすいのは名鉄名古屋駅で、この駅まで行くとJRの東海道本線・中央本線・関西本線・東海道新幹線、名古屋市営地下鉄の東山線・桜通線、名古屋臨海高速鉄道の西名古屋港線、近鉄名古屋線に乗り継ぎできます。左京山駅の利用率は、長期的に下がっていると推定されてきました。1日ごとの乗降客数は、1990年代と2010年代を比べると1000人前後の違いがあると発表されており、ゆっくりとした減少がこれからも続いていく可能性が言及されています。左京山駅は、介護施設が徐々に増えているもののあまりその事実が顧みられていないという実態があるようです。確かにまだ軒数はじゅうぶんではありませんが、この真実はもっと評価されたほうがよいでしょう。駅から1~2キロ以内の範囲を中心に、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅やグループホームなどが入居者を募集しているシーンを見つけられるチャンスがあります。どのタイプの施設も、ほぼ均等に増えているようです。









































