緑地(公園)と自動車道に挟まれた、人気の宅地
南大高駅が誕生したのは、2009年のこと。まだ創設から間もない駅のひとつです。駅がつくられた地域は、20年くらい前に始動した土地区画整理事業が実行されているところで、次々と新しい集合住宅や商業ビルなどが建てられています。その中でいちばん目立つのは、おそらく「イオンモール大高」でしょう。このショッピングモールは駅とほぼ隣接しており、その隣には(これまた新しく建設された)総合病院南生協病院が存在します。南大高駅がある場所は、幹線道路と近接している点でも有名です。伊勢湾岸自動車道および名古屋第二環状自動車道がクロスしている地点が駅のすぐ近くにあるのですが、前者に関してはインターチェンジに近いため簡単に乗り入れできます。こうした都会的な利便性が目をひく一方で、大高緑地がすぐそばにある点も忘れることはできません。この緑地にはスポーツ施設をはじめ数々の設備がそろっており、近所の住民の憩いの場となっています。南大高駅は、JRの東海道線に所属する駅です。高速で運行される列車はいっさい停車しませんが、隣接する共和駅には快速・区間快速が停まります。この共和駅の隣には大府駅が、3区間先には刈谷駅がありますが、前者では武豊線へ、後者では名鉄三河線への乗り継ぎが可能です。反対方向に目を移すと、4区間先に金山駅が見えてきます。この駅は中央本線のほか、名鉄本線および名古屋市営地下鉄の名城線・名港線への乗り継ぎができます。南大高駅の利用率は、開業以来順調に上昇しています。1日ごとの乗客数を計算すると、2010年に4000人を超え、その1年後には早くも4500人を優に上回るデータを残していることがわかります。2013年には5500人を突破しており、再開発計画が成功しているという事実の裏付けのような結果となっています。南大高駅は、周囲の人口この10~20年で急速に増加している状況です。このような性質を持つ土地は、あまり介護施設をはじめ高齢者を対象とした政策が進められていないことが普通です。実際に南大高駅の周囲にはまだ介護施設が少なめですから、近くを探してもいい結果が出ないときは駅からだいぶ遠ざかる必要が出てくるでしょう。それでも駅から2キロ圏内といった近場で誕生している事例が多少ありますから、最低1回は探してみる価値はおおいにあるはずです。施設の区分については、サービス付き高齢者向け住宅または住宅型有料老人ホームが高い人気を集めています。





























