この数年で、介護施設のタイプが勢ぞろいしています

出口を通って地上に出ると、そこにはほどほどに賑やかで、落ち着いたたたずまいも見せるエリアが待ち受けています。学校などが比較的多く、若々しい歓声がよく聞こえるため、歩いているだけで自然と顔がほころんでくるという持ち味に恵まれています。休日のためにつくられた急病診療所などがあって、万一のときが来ても安心できる点はもっと評価されてよいでしょう。
名城線に乗車したときに頻繁に使われる駅を探したら、隣接する大曾根駅は避けてとるわけにいきません。JRの中央本線と名古屋鉄道の瀬戸線が走っています。そしてこの駅から4駅連続して、名古屋ガイドウェイバスに乗り継ぎできる点も、なかなか便利な強みとなっています。
そして10数年前に開通した上飯田線があります。すぐ次の上飯田駅から先は、名古屋鉄道小牧線の犬山駅まで直通運転を行っており、春日井市・小牧市・飯田市の3自治体を股にかけるように動けます。
平安通駅の周辺には、少し意外なことですが民間のバス事業者が現在進出していません。しかし、市営バスの路線が完備されているため、その点はさほど不利には感じられないでしょう。
2種類の地下鉄が通る平安通駅の利用率は、過去10数年を通じて「たいした変化がない」と書くのが正直なところです。両路線の「1日ごとの乗客数」を足し算すると、5000~6000人の間で小規模に変動しているだけです。とはいえラッシュアワーには人がせわしなく行きかう光景が見られ、経営に関して不穏な兆しはなさそうです。
平安通駅の近隣で運営されている介護施設のタイプや軒数は、名古屋という大都会の基準で考えるなら「まずまず」といえるでしょう。各種有料老人ホームや高齢者専用住宅の類が、バランスよく建造されてきたことがうかがえます。
その上でさらにこの1~2年で新規オープンする施設が相次いでおり、ちょっとした「介護施設の建設ラッシュ」が沸き起こっています。建物・敷地の大きさや料金システムなどに関してはとても幅があり、個々人が自らの希望を通しやすい状況が整いつつあります。このチャンスを活かさない手はないでしょう。