泉南郡田尻町は「泉州タマネギ」が有名。関西国際空港の一部です

泉南郡田尻町は、大阪府泉南地域にある町。
町の北西では大阪湾に面し、泉南市や泉佐野市と隣接しています。
大阪湾に浮かぶ関西国際空港の中央部も田尻町です。
1889年嘉祥寺村と日根郡吉見村が合併して日根郡田尻村が成立。
1896年泉南郡が誕生し、泉南郡田尻村となりました。
1953年町制施行により泉南郡田尻町となり、現在に至ります。
2023年の人口は8,498人と、人口は多少の増減は繰り返していますが、概ね8,000人ほどです。
「大阪合同紡績」等、紡績関連の企業が多く、大正時代から紡績業が活発でした。
現在は水ナスや玉ネギの生産が盛んで、特に玉ネギ生産の歴史は長く、日本でも一番早い時期から玉ネギを作っているエリアの一つ。
「泉州タマネギ」が有名です。
沿岸部には田尻漁港もあり、田尻漁協主催の日曜朝市や漁業体験、海鮮バーベキューなどが楽しめます。
「新鮮な魚が食べられる」と好評のようです。
交通アクセスとしては関西国際空港に「関西空港駅」があり、南海電鉄の「空港線」やJR西日本の「関西空港線」が乗り入れます。
しかし、田尻町の市街地からは他の市町村を経由して空港に行く形です。
市街地の方には南海電鉄の南海本線が乗り入れる「吉見ノ里駅」が設置されており、南海本線に乗って「天下茶屋駅」や「難波駅」まで行けば大阪市営地下鉄に乗換可能。
さらには大阪市内だけでなく、和歌山市内まで行けます。
南海バスが「りんくうタウン駅」から「りんくうポート北」までを繋ぎ、南海ウィングバス南部が「りんくうタウン」から「イオンモールりんくう泉南」までを運行中です。
高速道路は通っていませんが、国道26号や大阪府道63号・250号・251号が整備されています。
観光スポットとしては、嘉祥神社や春日神社といった神社仏閣、大阪合同紡績元社長の別邸である田尻歴史館「愛らんどハウス」、タマネギ顕彰碑、田尻スカイブリッジ、りんくう公園等があります。
田尻スカイブリッジは田尻漁港をまたぐ全長約340mの斜張橋で、遊歩道もついています。
橋の中央主塔の下にある展望スペースは夕日や市街地が眺められる絶景スポットです。
また、りんくう公園は泉南郡田尻町と大阪府泉佐野市にまたがる公園で、美しい緑地が広がっています。
町内にはホームセンターやスーパー等の商業施設に加え、住宅型有料老人ホームやグループホームといったシニア向け住宅も誕生。
住宅型有料老人ホームは高級系もあり、夫婦入居可能な2人部屋も用意されています。
麻雀や囲碁将棋といった娯楽も豊富なのでおすすめです。