近年変化の大きな此花区の中心駅。大阪市内では低価格の施設が多いことも魅力

当駅は3線が乗り入れるターミナル駅で、大阪駅・天王寺駅・京橋駅・大阪駅間を環状に結ぶ大阪環状線の所属駅となりますが、当駅には桜島駅までをつなぐ桜島線(ゆめ咲線)と、尼崎駅から大阪難波駅をつなぐ阪神なんば線も乗り入れています。バス路線としては大阪市営バスが利用でき、西九条駅西側および北側から各線が発着しています。
JRの西九条駅は2面3線を有する高架駅で、基本的には1番・4番乗り場からは大阪環状線が、2番・3番乗り場からは桜島線と新大阪方面からの直通列車が発着。エレベーターおよびエスカレーター、車いす対応トイレが完備されている駅で、みどりの窓口も設置されており、便利です。
阪神なんば線の西九条駅は2面2線を有する高架駅で、1番乗り場からは上りのドーム前・難波・奈良方面が、2番乗り場からは下りの尼崎・神戸三宮・明石・姫路方面が利用可能です。駅ビルには複数の店舗が入っています。
西九条駅のある此花区は区の面積に占める住宅地の割合がそれほど高くないこともあり、大阪市の中でも最も人口の少ない区の一つとなっています。しかし高齢化はここでも進んでおり、区の方も訪問や生活支援型食事サービスなどを行い、対応には力を入れています。区の高齢者に対する住宅支援の成果もあり、高齢者にとって住みやすい街づくりが進んでいます。
老人ホームの数はそれほど多いというわけではありませんが、大阪市の中心部へのアクセスのよさと、市内でも比較的低額な費用は魅力です。介護付き有料老人ホームでも、入居一時金がゼロ~50万円、月額15万円前後といった施設を見つけることができます。サービス付き高齢者向け住宅などではもう少し低い費用でも探すことができますので、大阪市内としてはお得なエリアと言えます。必要とされるサービスや設備を念頭に置きながらじっくり探すと、良い施設に出会うことのできるエリアと言えるでしょう。