宝山寺への玄関口。伝統を守る旅館に囲まれています
2018年の8月に、宝山寺駅は開業からちょうど1世紀という記念日を迎えます。宝山寺まではこの駅から歩いて10分くらいの時間でアプローチできます。隣駅の梅屋敷駅のほうが参拝客にとっては便利なのですが、宝山寺駅は昔から残る旅館がすぐそばにたくさん集まっている駅で、総合的な利便性では軍配が上がりそうです。現在でも毎年、300万人もの参拝客がやってくる寺社仏閣にとって、この駅は欠かせない表玄関といった役割を果たしています。宝山寺駅は、山林と平地の境目にあるような駅。このため、山や寺と反対方面については過去数十年の間に、かなりの勢いで宅地化が進められてきました。この駅を介して、平凡な通勤・通学などを毎日繰り返している乗客はまったく珍しい存在ではなくなりました。宝山寺駅は、近鉄の生駒ケーブルの管内にある駅です。生駒ケーブルは現在、山上線と宝山寺線の2路線に分けられています。宝山寺駅はその両路線の中間に位置しており、中継地点としての役割は非常に大きいです。山上線の管内では、終着駅である生駒山上駅や隣駅である梅屋敷駅を目指す乗客が主に立ち寄る駅となっています。宝山寺線は2駅しかありませんが、隣接する鳥居前駅を通じて生駒線の各線に乗り換えできます。鳥居前駅で利用できる路線は、けいはんな線・生駒線・奈良線の3通りです。宝山寺駅の周辺は現在、民間のバス事業者が進出しているエリアではありません。その代わりを務めているのが市営のコミュニティバスで、駅から歩いて数分の場所に停留所が1ヶ所設置されています。宝山寺駅を起点として介護施設をチェックするときは、駅から至近距離の場所にある施設にめぐり会える可能性は常にあります。しかし、やはり軒数は少な目ですし、人気がいつでも非常に高いため、待機せずに入居できるかどうかはそのときしだいでしょう。そのため駅から数キロの場所にある施設に、最初のうちからよく目を向けていくほうが失敗せずに済むでしょう。もちろん、駅からの方角にも注意しないといけません(山間部ではなく、平地の民家が集まっているほうが主要なターゲットです)。施設のジャンルについては、介護付き有料老人ホームやケアハウスなどに出会える可能性がありそうです。料金システムに関しては、施設間の差がそれなりにあるものの安価に設定されているところを探しやすい地域だといえます。初期費用が20万円で間に合うケースはけっこうあるようです。
























































