小渋川のほとりをはじめ、落ち着ける場所がいっぱい

長野県の中南部に位置する、中川村。
同じ上伊那郡に属する松川町・大鹿村のほか駒ヶ根市や上伊那郡飯島町に囲まれています。
村内の西側から中央部分にかけて、半分を超える面積が山間部に属しているため市街地などは西側に集中してつくられてきました。
中川村と松川町の境界線に近づいていただくと、天竜川の支流である小渋川が見えてきます。
この川につくられたダム・人造湖の周辺は、天竜小渋水系県立自然公園に指定されています。
釣り人の間でとても人気がある公園です。
小渋湖の近くには温泉も湧き出しています。
ちなみに村内には四徳温泉も湧き出しており、近隣の住民がよく利用しています。
中川村を代表する史跡といえば、大草城址や舟山城址が有名です。
大草城址は公園化されているため散策などをするときにとても快適。
また春になると桜が満開になるため、花見目当ての観光客が各地から押しよせます。
天竜川に架けられている坂戸橋は、2010年に文化庁から有形文化財の指定を受けました。
これは、国土の景観に多大な貢献をしていることが評価されたためです。
その翌年になると、右岸に公園がつくられました。
もともと桜やツツジがたくさん植樹されてきた地域のため、見事な景観をお楽しみいただける場所です。
約40年前に開業した望岳荘は、多目的でご利用可能な宿泊施設です。
入湯設備は、日帰りでもお入りいただけます。
また邸内につくられているハチ博物館は、巨大なハチの巣などが展示されていて人気が高いです。
中川村にて列車を用いたお出かけをご希望の場合は、JRの伊那田島駅まで出向いていただけば飯田線がご利用できます。
路線バスについては、民間の事業者は参画していません。
しかしその代わりに、村営のコミュニティバスがあるため近場への移動は難しくありません。
幹線道路については、国道153号線や県道59号線・210号線などがよく使われています。
中川村の人口は、昭和末期から平成初期にかけて横ばいの状態が続いていました。
今世紀に入ると減少傾向に入っており、2023年の調査では4,712人という結果が出ています。
同年の高齢化率は35.7%を記録しました。
現在の中川村で介護施設へのご入居をご希望の場合は、グループホームなどが見つかりやすい状況です。
このため認知症の兆候がみられる場合は、お早めに専門医の診察を受けておくことが大事。
また近接する駒ケ根市や高森町などに所在する施設に目を向けていただくことも大切でしょう。