介護施設を探す上で「穴場」のような地区。高評価の施設が増加中
筑西市は、2005年に1市3町を合併してつくられた新しい自治体です。現在、その中心市街地となっている場所はどこかと問われたら、旧下館市の中心市街地を回答に選ぶ方はたくさんいるのではないでしょうか。下館駅は、そのエリアの中央に位置しています。下館駅は、筑西市役所の最寄り駅です。駅の近所には、数々の公的な施設や商業施設、また企業の拠点などが混在しています。もっとも繁華街といった趣ではなく、少し歩くとすぐに物静かな住宅地に突入することになります。下館駅は現在、恒常的に運行される路線バスがまったくありません。2008年を最後に、すべての系統が廃止されたためです。しかし2014年の夏から、関鉄バスグループが関与する高速バスが、下館駅前に残されている停留所を含めたルートで運行されるようになっており、日によってはバスの利用が再びできることになりました。下館駅は、JRの水戸線と真岡鐡道の真岡線、そして関鉄常総線が乗り入れるハブ駅です。水戸線を使うときは、6区間先に発着駅である小山駅があります。小山駅を介して、宇都宮線や両毛線、東北新幹線の利用ができます。真岡線においては下館駅が発着駅という立場となります。管内に乗り換え場所はありませんが、栃木県内各地を目指すときは役に立ちます。真岡線とは対照的に、常総線内では終着駅となります。発着駅である取手駅まで行くと、常磐線の利用が実現します。取手駅へ行く途中に現れる守谷駅で降りたときは、つくばエクスプレスへの乗り換えが可能です。下館駅の利用率は、全体的に低下しています(とはいえ、真岡線については不規則に上下していると書くほうが実態に近いでしょう)。2007年の段階では、3路線の1日平均の乗客数を合計すると4500人を上回りました。しかし2014年の調査では4200人を割り込んでいます。下館駅を起点として介護施設を探し回ると、駅からあまり遠ざからなくても入居先を確保するチャンスがあることがじきにわかるでしょう。駅から3キロ以内で探しても、さまざまな施設が視界に飛び込んでくるはずです。とはいえ、5キロ以上離れたあたりにも独特の特長を持つ施設がありますから、なるべく広範囲をよく探すに越したことはないでしょう。施設のタイプについては、グループホームがいちばん多いです。それ以外となれば、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、高齢者住宅などが中心。入居一時金がとても安い施設が目立ちます。

















