夏は涼しく、冬は比較的雪が少ないエリアです

北海道の南西部に位置する、白老郡白老町。
南端は太平洋に面しており、20キロを超える長い海岸線が印象的です。
苫小牧市・登別市・伊達市・千歳市・有珠郡壮瞥町に囲まれています。
町の成立において、アイヌが深くかかわってきた歴史があるのが白老町の特徴。
このため現在は、町づくりにアイヌ文化を積極的に取り入れる方策がとられています。
今から数年以内に、アイヌ民族博物館などの施設が開設される予定です。
白老町は、町域の大部分が山林地帯です。
市街地は主に海岸に沿ってつくられてきました。
樽前山・オロフレ山といった山が有名ですが、これらは支笏洞爺国立公園の中にあります。
ポロト湖や白老川といった水資源も豊かです。
その中でひときわ目立つのは、「日本の滝百選」に選定されたインクラの滝や、「日本の重要湿地500」に選定された倶多楽湖やホロホロ湿原あたりでしょう。
気軽にお立ち寄りいただける場所にある、白老温泉や虎杖浜温泉のような温泉郷もあります。
白老町は黒毛和牛をはじめとした、酪農がさかんな地域でした。
その中には、競走馬の育成を行っている牧場が含まれています。
白老ファームはこれまでに、大きなレースで優勝した名馬をたくさん輩出してきました。
このほかに有名な観光スポットに、仙台藩白老元陣屋資料館があります。
国から史跡の指定を受けている施設で、数百に上る貴重な資料を所蔵している点が魅力。
郷土資料展のようなイベントの開催も多く、興味深い学究施設となっています。
鉄道での遠出をご希望の場合は、JRの室蘭本線をご利用になるとよいでしょう。
バスについては、道南バス・北海道中央バスのサービスをご利用できます。
タクシーに関しては、白老交通のサービスが便利でおすすめ。
車道については、道央自動車道や国道36号線、また北海道道86号線などがよく使用されています。
白老町の人口は、1980年代にピークを迎えました。
その後は減少傾向にあります。
2023年の調査では、15,721人という結果が残っています。
高齢化率に関しては、同年の調査の結果46.6%というデータが発表されました。
現在の白老町で介護施設へのご入居をお求めになる場合は、グループホーム・介護老人保健施設が比較的探しやすいでしょう。
そのほかでは、特別養護老人ホームあたりにご入居できる可能性があるでしょう。
なお医療サービスについては、町営の国民健康保険病院があります。
建てられて60年以上を超える病院で、地域の住民に愛されている医療施設です。