御嵩駅周辺は元宿場町。昔ながらの風情が落ち着いた暮らしを演出

広見線の終点駅で、御嵩駅から出る便は全て新可児止まり。新可児駅から乗換で犬山・名古屋・岐阜方面へと行けます。1日の平均乗降人員は1,311人(2013年調査結果)。駅構内には車いす用スロープはありますが、車いす用トイレはありません。
駅の南側にある広場に最寄りバス停も設置されており、御嵩町の自主運行バスである「ふれあいバス」「ふれあい予約バス」が発着。運賃が安いのは魅力ですが本数が少なく、平日のみで、ふれあいバスは「みたけ・なか線」と「工業団地・南山台線」が運行。予約バスの方は上之郷地区や伏見地区を巡回中。30分前までの予約が必要な形式をとっています。
御嵩駅のある御嵩町は願興寺の門前町として栄え、中山道六十九次の49番目の宿場としても賑わいました。今も「中山道みたけ館」に行けば中山道筋の史跡・文化財案内地図などが見られます。願興寺や「中山道みたけ館」は駅の北東、歩いてすぐの場所です。
御嵩駅エリアには老人ホームもありますが、老人の数に対してホームの数が少なめで、満室の所が多いのが現状。何か所か見学に行き、入居申請だけでもしておくと良いでしょう。エリア内の住宅型有料老人ホームは介護サービス代が別料金なのもあり、基本料が安いのも特徴。場所によっては入居時に支払う頭金0円、月額利用料が5万円未満というプランも選べます。
看護も発達しており「胃ろう・経管栄養」が可能で、経管チューブによる栄養摂取だけでなくオムツ交換や入浴介助などのサポートが受けられます。介護代は介護保険料でまかなえる部分も大きいですから、介護度が高い方にはこのようなホームに入ることをおすすめしたいです。
グループホームは入居時の費用及び月額利用料が10万円以下。認知症に特化しているおかげで、認知度が上がらないためのレクリエーションなどが楽しめるのがメリット。季節のイベントもあり、メリハリのある生活も送れます。
御嵩駅エリアは昔ながらの宿場町で、自然も豊かな場所。シニア世代もゆったりと過ごせると思います。元々、駅周辺には薬局や郵便局、飲食店なども点在していますが、町全体の活性化計画も進行中ですので、いつかは利便性が更に高くなった御嵩駅エリアが見られるかもしれません。