大高城・丸根砦・鷲津砦などが建造された土地柄です
大高駅がつくられたのは、今から130年前の明治半ばのことでした(2016年の3月に、開業130周年の記念日がやってきたばかりです)。当初は、駅を取り囲むのは農地や山林ばかりで、人の気配に乏しい土地だったと記録されています。現在では建物が密集するエリアに代わっており、宅地の占める割合が非常に高いです。名古屋市内のベッドタウンの一角をなす地域でもあります。しかし、まだ緑が色濃く残る場所も各地に残されています。もともと、歴史上の大きな出来事が発生した土地でもあるため、史蹟などが大切に保存されている場所を探すことは難しいことではありません。たとえば、徳川家康ゆかりの史蹟である大高城址公園や、織田信長や今川義元との絡みでしばしば引き合いに出される鷲津砦公園などが手ごろな見本となります。大高駅は、名古屋高速3号線や伊勢湾自動車道、知多半島道路などからあまり離れていない位置にあります。路線バスに関しては、駅のそばに停留所が数ヶ所設置されており、そのすべてで市営のコミュニティバスをつかまえることができます。大高駅は、JRの東海道本線に所属する駅です。快速列車などはまったく停車しないため、急ぎの用件ができたときは2~3区間離れた共和駅・大府駅で降りて快速・区間快速に乗り換えるとよいでしょう。後者では、武豊線への乗り継ぎをするチャンスもあります。反対方向については、3区間先にある金山駅が最寄りの乗り換え地点となります。この駅は中央本線や名鉄本線、名古屋市営地下鉄の名城線や名港線と接続しています。大高駅の利用率は、長い間ゆっくりとした上昇が続いていました。1日平均の乗客数を計算すると、今世紀に入ってからしばらくは5000人台でしたが2007年から2年連続で6000人を上回りました。しかしその後は劇的な減少に転じています。2010年代に入ると、5000人以下という計算結果が毎年残っていますし、まだ下がり続ける見込みがあります。大高駅の周囲は、宅地化が進んで久しいです。したがって、一般市民が必要とする施設やサービスなどは手に入りやすくなっています。介護施設の軒数がまだ不足していることは数少ない欠点と呼べるかもしれません。ただし、駅からやたらに離れる必要があるとは限りません。今から急いで入居先を探す必要があるなら、最初は1~2キロくらいの範囲をよく探してみるとよいでしょう。そのあたりに、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームが少しずつ進出しています。
































