武蔵村山市は温泉や自然公園もあり、介護施設も種類が豊富

武蔵村山市は、東京都の西に広がる多摩地域北部の都市。
地理的には武蔵野台地にあるため、平坦な土地が多く、農業が行われています。
ミカンなどの果樹栽培、酪農などが盛んで、収穫シーズン中ミカン狩りを楽しむ人々で賑わうエリアも。
市内には鉄道と国道が通っておらず、市の最寄り駅としては隣接する立川市の武蔵砂川駅(西武拝島線)や東大和市の上北台駅(多摩都市モノレール線)などです。
電車がない分、バスが活躍しており、西武バス・都営バス・立川バスの他に武蔵村山市のコミュニティバスである「武蔵村山市内循環バス」が市内を走行中。
特に武蔵村山市内循環バスは頭文字をとって「MMシャトル」という愛称で親しまれています。
主要道路としては「青梅街道・新青梅街道」と呼ばれる東京都道5号線が市の東西を、東京都道55号線が市の南北に伸びているのが特徴。
市営の公衆浴場である「村山温泉かたくりの湯」や、「六道山公園」などの自然公園が人気。
市内にはダイエーやイオンモールといった大型商業施設もあり、買物もできるので、シニア世代にもおすすめの街です。
自然も多く、素敵な街ですが65歳以上の割合は年々上昇しており、2023年には26.9%との調査結果が出ています。
特に市の東端にある緑が丘地区では高齢化が深刻な状況です。
そのため、市では「住み慣れた地域で安心して暮らせる社会」をめざし、高齢者福祉サービスや介護サポートの充実を推進しています。
武蔵村山市は「住まい・医療・介護・予防・生活支援」の5つを柱として、さまざまな高齢者サポートを実施。
訪問介護などの介護保険サービスだけでなく、「在宅介護者へのおむつ支給」や「独り暮らしの高齢者への食事配達サービス」といった介護保険外サービスなども、市内の高齢者がスムーズに受けられるシステムを構築しています。
市民総合センター内の健康福祉部、高齢福祉課の高齢福祉グループが窓口ですので、遠慮なく相談して、楽しいシニアライフを送っていただきたいです。
また、市内には介護施設もあり、料金は介護施設の種類によってそれぞれです。
サービス付き高齢者向け住宅なら入居時の費用が0円、月額利用料は17万円前後といったところも。
住宅型有料老人ホームでしたら入居時の費用が数百万円、月額利用料は15万円~という高級系があります。
施設によって特色が違いますので、比較検討してご自分のライフスタイルにあった施設を選ぶと良いでしょう。