徳島駅から2区間先の、商業地と住宅地がよく混ざり合った一帯

駅の周囲は、普遍的な住宅地ですが商業利用されている区画がランダムに点在しています。団地が造成されたエリアや緑地が広がるエリアがすぐそばで共存しているなど、枠にとらわれない整備計画が行われてきた点が最大の特色かもしれません。
二軒屋駅は、国道438号線に非常に近い位置に所在しています。バスについては、駅付近で乗り降りできる路線はすべて徳島バスないし市営のコミュニティバスのどちらかに属しています。
二軒屋駅は、JRの牟岐線の管内にある駅です。牟岐線は、徳島市から小松島市や阿南市を通って海部郡の各地を通過します。二軒屋駅は発着駅である徳島駅に近く、2区間乗車するだけで簡単に高徳線や徳島線、それから鳴門線への乗り継ぎを実施できるロケーションとなっています。それ以外の乗り換え場所となると終着駅である海部駅だけに絞られるでしょう。海部駅まで行くと、阿佐海岸鉄道の阿佐東線に乗り継ぎできます。
二軒屋駅の利用率は、この約20年というもの不規則に上下しています。ただしもともとの乗客数が少なめであることもあって、大きな変動にはなっていません。1日平均の乗客数を計算すると、21世紀に入ってからは400~500人の間で推移する年がほとんど。ただし2005年は例外的に400人未満に落ち込んだ年でした。また、2013年は500人をわずかに上回っています。
二軒屋駅の周囲には、介護施設を建造する場所として有利な条件は少なくないでしょう。とはいえ、介護施設についてはまだ軒数が多いとはいえません。チャンスはおのずから限定されたものになるでしょうが、駅からあまり遠ざかる必要があるとは限りません。駅から至近距離の場所に入居する機会を得ることは困難かもしれませんが、1~2キロ圏内であればそれほどのハードルではないでしょう。
特に住宅型有料老人ホームまたはサービス付き高齢者向け住宅であれば、ある時期からゆっくりと誘致が実現しています。入居コストも安めで、月額使用料が20万円くらいまでに収まるケースはかなりあるはずです。