旧下野煉化製造会社煉瓦窯が野木ホフマン館として開館しました

栃木県の最南端に位置する、下都賀郡野木町。
すぐ南にあるのは、茨城県の古河市。
そのほか小山市や栃木市に挟まれています。
長い間、農業が主要な産業でしたが、1980年代前半にニュータウンが完成したことで流れが変わります。
この約30年の間にずいぶんと、隣接する古河市・小山市や東京方面に通勤する住民が増えました。
野木町の一帯は、江戸時代は古河藩が管理する宿場町のひとつでした。
その時代の面影を残す旧跡に、野木神社や満福寺などの寺社仏閣があります。
これらの寺社には、平安時代から室町時代にかけての史跡なども残されています。
また、葛飾坂東観音霊場の31番目に数えられる観音寺も荘厳な雰囲気が強くて、訪れる価値がある名所です。
野木町には、近代化遺産が存在します。
「旧下野煉化製造会社煉瓦窯」は、各地の著名な建物に使われたレンガを提供してきた施設で、明治以降の日本の発展に大きな貢献を果たしました。
国から重要文化財の指定を受けています。
今世紀に入ってから修復工事が進められ、2016年になると町営の交流センターとして新たなスタートを切りました。
野木町で自然とふれ合える名所を探すなら、渡良瀬遊水地は外せないでしょう。
栃木市や小山市との境界線近くに広がる遊水地で、現在はさまざまな施設が設置されています。
お散歩に適した場所もたくさん見つかります。
そのほか、ひまわりフェスティバルも有名です。
20万本もの巨大なひまわりが植えられており、開花する時期になると壮麗な眺めをご鑑賞いただけます。
展望台のような設備までつくられていてとても便利です。
野木町の交通事情です。
町内にはJRの宇都宮線が敷設されています。
幹線道路については、国道4号線や県道50号線・173号線・174号線あたりをご利用いただけます。
野木町の人口は、1970年代から90年代前半まで飛躍的に増えました。
今世紀に入ってからは徐々に減っていますがどちらかといえば横ばいに近い状態です。
2023年の調査では、25,164人という結果が発表されました。
同年の高齢化率は33.7%。
これは全国平均のデータとほとんど変わりません。
最近の野木町内で発見できる介護施設はバラエティ豊かです。
サービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホームのような民営の施設から、特別養護老人ホーム・介護老人保健施設のような公的な施設までいろいろです。
認知症が認められる方でしたら、グループホームにご入居するのがおすすめです。