岡山駅に近い駅。ベッドタウン化につれて高齢者施設も増加中
駅の周囲は、ベッドタウン化が進行しています。集合住宅が林立する場所が多く、その中に移り住んできた住民の生活を支えるべく、商業店舗をはじめ数々の施設が次々と準備されてきました。
こうしてどんどん住み心地がよくなる一方で、かつての水田地帯の面影を残す場所が各地に残っており、散歩をする際に安らぎを見いだせる風景に困ることはありません。駅のそばには、国道2号線と県道21号線が走っており、マイカー通勤者などはこれらの大通りを使いこなすルートを熟知している傾向が強いです。
備前西市駅は、JRの宇野線に所属しています。2区間先は、発着駅となっている岡山駅。岡山駅は市としても県としても中枢を担う地区の最寄り駅ですから、自然と訪れる頻度は高いものになることでしょう。
その上で乗り換え場所としても有用です。JRに限っても、山陽本線・赤穂線・伯備線・津山線・吉備線とたくさんの在来線を使えます。そして山陽新幹線まで停車する駅ですから、やはり遠出をする機会が回ってきたら、利用する可能性は高まるのではないでしょうか。また、これらと比べると少し地味ですが、岡山電気軌道の東山本線と接続している駅でもあります。そして5区間離れたところには、茶屋町駅が控えています。茶屋町駅では、本四備讃線の乗り換えを実現できます。
備前西市駅の利用率は、住民の増加などの背景があるからか少しずつ上がっています。1日平均の乗客数は、2004年に800人を、2007年に900人を超えました。2011年以降は1000人台を記録していますが、近年はこの上昇のペースがだんだんと激しくなっている兆候があります。
備前西市駅の周辺はどんどん暮らしやすくなってきた場所です。その条件は、介護施設を建てる場合に大いにプラスですが、まだ施設の建設はゆっくりとしています。それでも、すでに開業を果たした施設は軒並み安定したサービスの供給に成功しており、入居者とその家族から確固とした信頼を集めています。
備前西市駅の近隣には住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅が比較的多いですが、介護付き有料老人ホームおよびグループホームも近年増えたため、施設のタイプはだいぶ多彩になってきました。それ以外の条件についても、だいぶ多様化しています。