農作物の豊富なエリア。高齢者がのんびりと暮らすのに最適
南区は、新潟市の行政区です。
南区役所のある白根地区が中心地で、国道8号・県道66号の沿線に商店街、住宅エリアなどが広がっています。
また、区内には大型ショッピングセンターなどもあり、買物も楽しめる地区。
稲作や果物栽培も大規模になされており、梨やブドウの名産地。
特に「ル・レクチェ」という洋ナシが有名です。
そして、チューリップやアザレヤといった花や「しろねポーク」などの特産品もあるのも特徴。
商業施設などが多数ある場所ですが電車は通っておらず、区民は隣接する西蒲区の巻駅などを利用しています。
その代わり区内にはバスが走っており、南区と巻駅などのJR駅や、新潟市の交通要衝「万代シテイバスセンター」などを結ぶ路線バスに乗れます(新潟交通観光バスが運行)。
また、新設された「レインボーバス」と呼ばれるコミュニティバスが、路線バスが通らないエリアをフォロー。
そして新潟駅まで直通で行ける高速バスも出ているので便利です。
電車が直接区内に止まらない分、交通アクセス的に少々不便ではありますが、南区は労働層も多いです。高齢化率は2023年に31.5%となっています。
新潟県の平均高齢化率が33.3%を超えている現状の中、南区は比較的若い町と言えるでしょう。
しかし、南区高齢化率は、緩やかですが確実に上昇し続けていますので、あと数年で「3人に1人は高齢者」という状況が訪れるでしょう。
超高齢化社会の到来の前に、高齢者福祉サービスなどを整え、高齢者を守る準備をしなくてはならないのです。
そのため、南区は高齢者のための福祉サービスを推進。
介護保険サービスだけでなく、独自の福祉サービスも行っています。
中でも「福祉バス」というサービスでは、老人クラブなどで市内の施設見学をする際、無料で福祉バスを提供し、移動を助けています。
高齢者の積極的な外出を促す力となっているのです。
その他にも老人福祉センターなどを各地に設置し、「お年寄りのお茶の間・団らん」作りなどを実施していますので、南区のシニア世代は気兼ねなく活用すると良いと思います。
また、南区内にはグループホームやサービス付き高齢者住宅などの介護施設もあります。
高齢者住宅の基本料金は、入居時の費用が0円、月額利用料10~18万円程度。
賃貸形式ですから完全個室ですので、プライベートを大事にしたい方にもおすすめです。
介護付き有料老人ホームでも入居時の費用が30万円、月額利用料は15万円程度。
実際の費用には日用品代などが加算されますので、もう少しかかると思っておくと良いでしょう。