高齢者教室の開催など、シニア同士の交流が活発なエリア

東京都から近いため、都心のベッドタウンとして人気がある千葉市稲毛区。
そのために住宅が密集し、区の利用可能地の多くが住宅街という状況です。
住宅密集度は千葉市全体の約2倍以上。
交通アクセスも良い街で、JR総武本線や京成千葉線や千葉都市モノレール、そして京成バスなどの路線バスが数多く走っています。
稲毛区の人口をみてみると、2010年は総人口が15.8万人、高齢者数は3.3万人。
2023年には人口15万7,905人、高齢者数は4万2,586人、高齢化率27.0%と人口は横ばいなのに対して高齢者数は増加しており、確実に高齢化が進んでいることがわかります。
稲毛区の高齢者福祉サービスは内容が豊富で、65歳以上の方が身分証明証を提示すれば美術館や博物館などが無料に。
そしてプールやゴルフ場などの施設が2割引になる助成も。
また、高齢者教室を開き、介護や健康維持の勉強ができる場を設けています。
授業料は無料で、教科書代しかいらないサービスなので、勉強だけでなく、交流のために参加している高齢者もいるようです。
他にもおむつ支給などの基本的な介護フォローもしています。
ただし、申し込まないと受けられないサポートが多いですから、自分で積極的に申し込むことが肝心です。
稲毛区が行っているサポートの内容が分からない方は、稲毛区の高齢障害支援課が高齢者サポートを統括していますので、気軽に聞いてみるとよいでしょう。
公的介護施設である特別養護老人ホームは稲毛区にもありますが、満床の状態がほとんどのようです。
在宅介護サポートや有料老人ホームなどのデイサービスを上手く組み合わせて自宅介護を行うか、思い切って有料老人ホームやグループホームに入居するか…選択肢はいくつかありますので、担当のケアマネージャーに相談しながらベストな方法を選んでいきましょう。
稲毛区の有料老人ホームの料金を見てみますと、介護付きでも入居一時金が0円で月額利用料が20万未満という安めの施設もあります。
逆に高額な老人ホームは入居一時金だけで数千万円する場合もありますが、看護師が常駐していて、人工透析のような高度な医療サポートのある老人ホームもあります。
看護が必要な方には介護サービスが充実している有料老人ホームがおすすめです。
通院の辛さなどを考えると、多少高くても看護サービスのある有料老人ホームが楽ですから、よく考えて入居先を選択してください。