千葉県の中心地だけに、高齢者への施策も充実
中央区は千葉県庁を擁する千葉県の中心的な街です。
行政だけでなく商業の中心でもあるので、交通アクセスが非常に発達しています。
JR総武本線、外房線や京成電鉄千葉線、千葉都市モノレールなどが通り、路線バスも千葉中央バスなどが10社ほど走っています。
中央区は将来推計人口を発表。
その中で2010年には総人口は約19.9万人に対し高齢者数は約4.3万人だったのが、2015年には総人口約20.5万人に対し高齢者数は約5.1万人となり、2023年には人口21万1,942人、高齢者数は4万8,276人との調査結果が出ました。
高齢者数は中央区では減少しているものの千葉市内では増加傾向にあり、着実に増え続ける高齢者の生活をどうやって支えていくかが課題となっているのです。
高齢化対策として、千葉市全体で行っている高齢者のための福祉サービスを中央区も実施。
生活福祉貸付金という制度を設け、融資を行っています。
これは障がい者などにも適用され、低所得高齢者の生活を守っているサービスです。
又、外国人等高齢者福祉給付金を支給し、諸事情で無年金になっている外国の方のフォロー。
その他にも手すりなどの高齢者のための住宅改修支援や財産管理サービスなど、中央区の高齢者福祉サービスは実に豊富です。
全国的に介護老人保健施設や特別養護老人ホームなどの公的介護施設は満床の状態で、入居を希望してもすぐには入れない、という状況です。
中央区も例外でなく、特養は特に入居が困難ですから、有料老人ホームやグループホームを利用する人が多いようです。
介護付き有料老人ホームは公的介護施設に比べると利用料が高く、中には入居時の費用が数千万円かかるホームも。
しかし入居時の費用が20万円程度で月額利用料も12万円弱といった低料金の施設もありますので、よく調べてから入居を決めましょう。
入居を検討する際は、最初にケアマネージャーに相談したほうが話もスムーズです。
予算や入居条件を詳しく伝えて、適切な施設を紹介してもらいましょう。
そして実際に見学し、具体的なサービス内容と料金の内訳を教えてもらいましょう。
介護保険料も含めて介護に必要な費用の計算は、非常に複雑で全体把握が難しいです。
遠慮せず個々のサービス料金などをしっかり聞いておくと安心です。
サービス付き高齢者住宅もさまざまですが、入居時の頭金が20万円弱で月額利用料も15万円程度という安めの施設もあります。
住宅型有料老人ホームも同様です。
しかし、その利用料に訪問ヘルパー代などの諸経費が加算されることを念頭に置いて入居を決めることをおすすめします。