施設に入ると買い物はどうなるの?
確かに、施設に入居すると、安全面や身体的な理由から、お一人で自由に外出して買い物をすることは難しくなるケースが少なくありません。これまでは、ご家族が面会時に必要なものを買っていったり、施設のスタッフが業務の合間に買い出しに行ったりするのが一般的でした。
しかし近年では、入居者様がより豊かに、ご自分らしく生活できるよう、便利な「買い物支援サービス」が数多く登場しています。
シニア世代のネットスーパー利用事情
実際の調査によると、シニア層の86.7%が「ネットスーパーを使ったことがない」と回答しています。
多くの高齢者にとって、スマートフォンやタブレットを使ったお買い物は、画面の文字が小さかったり操作が難しかったりと、ハードルが高いのが現状です。
そのため、現在施設で導入されているサービスの多くは、入居者様ご自身がスマートフォンを操作しなくても利用できる優しい仕組みになっていたり、施設まで実際にお店が来てくれたりする工夫がされています。
施設で使える!便利な買い物支援サービス一覧
- 見て選ぶ楽しさ!移動スーパー「とくし丸」
- 全国の提携スーパーから、生鮮食品や日用品など約400品目を載せた専用トラックが施設まで来てくれます。ご自身で実際に商品を見て選ぶ「お買い物の楽しみ」をそのまま味わえる点が、多くの方から高く評価されています。
- コンビニスイーツも人気!大手コンビニの移動販売
- 「セブンあんしんお届け便」「ファミマ号」「ローソン移動販売」など、大手コンビニも専用車両での施設訪問を行っています。お弁当や少量の惣菜だけでなく、お茶の時間に嬉しい「コンビニスイーツ」が手軽に買えると大変好評です。
- セブンイレブンの商品がアプリで注文できる7NOW
- ダウンロードや初期設定が済んでいれば、簡単にセブンイレブンの商品を注文できます。スマートフォンから手軽に食事や日用品を注文し、最短20分でお届けします。
- 紙のカタログで安心「生協(コープ)の宅配」
- デジタル操作が不安な方でも、「紙のカタログと鉛筆」でじっくり選べるのが最大のメリットです。多くの高齢者施設で導入されており、ご自身のペースで日用品から食品まで幅広く注文することができます。
- 圧倒的な品揃え「イオンネットスーパー」
- 数万点という豊富な品揃えが特徴で、ご家族がご自宅のスマホから代理で注文し、施設に直接届けてもらう使い方が主流です。かさばるオムツや、重い日用品のまとめ買いに大変便利です。
- スタッフが代行する「スマート介護COREIL(コレイル)」
- 施設のスタッフが入居者様に代わってインターネットで注文してくれるサービスです。午後3時までに注文すれば当日に商品が届き、乳製品や果物など約5,000品目から好きなものを選べます。
- 一緒にお出かけ「買い物同行サービス」
- 施設のスタッフが直接、近隣のスーパーなどへの買い物に付き添ってくれるサービスです。(※施設により提供状況は異なります)外出する良い気分転換になり、ご自分で商品を見て選ぶ楽しみを味わうことができます。
リハビリとしての「買い物」の魅力
買い物は、単に欲しいものを手に入れるだけでなく、心身の健康を保つためにも大変重要です。近年では、ただモノを買うだけでなく、「自分で商品を見て選ぶ」という体験そのものが求められていることがわかっています。「今日は何を買おうか」と考えることは脳の良い刺激になり、移動販売車まで歩いたり、商品を選んだりすることは足腰の筋力維持につながります。重い日用品は便利なネットスーパーや宅配に任せ、おやつや趣味のものは移動販売で楽しく選ぶなど、賢く使い分けるのがおすすめです。
ご自身に合ったサービス選びを
施設に入居しても、お買い物の楽しみを諦める必要はありません。施設によって導入しているサービスや、冷蔵品の受け取りルールなどは異なりますので、施設見学の際には「どのような買い物支援が利用できるか」をぜひ確認してみてください。充実したサポートを活用して、快適でご自分らしい施設ライフを送りましょう。
関連記事