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要介護3〜5の在宅介護と施設入居を比較

要介護3〜5の場合の費用負担をシミュレーション

介護度が高くなった場合の介護費用はどのくらい?

要介護度が高くなると施設介護・在宅介護ともに費用面で負担が大きくなる

介護生活が長くなり、介護度が高くなると家族の介護負担も大きくなり、在宅介護を続けることが介護者の肉体的・精神的にも難しくなることから、介護施設への入所を検討される方が少なくありません。

本当は介護施設へ入所した方がいいとは思いつつも、お金がかかるのではないか…と心配で躊躇している方は、一度在宅介護と施設入居の場合の介護費用をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか?

医療ケアや専門的な介護ケアが必要になる重介護者にとって、在宅生活よりもしっかりとしたサポート体制が整っている介護施設への入所の方が安心できる暮らしとなる可能性があります。どんぶり勘定で「お金がない!」という事態に陥らないためにも、在宅介護と施設入居、どちらがより介護費用がかかるのか、月々の費用を比較してみましょう。

要介護3で在宅介護の場合

在宅介護でも収支は赤字、老老介護も限界かも

ケース1:Aさん 要介護3で在宅介護
85歳男性、80歳の妻が夫を介護。持ち家。ローンなし。
収入 年金 22万円(夫婦合算)
支出 生活費 20万円
医療費 2万円
介護保険1割自己負担分 ・デイサービス(送迎・入浴付)週2回6時間 ・身体介護(1時間未満)週2回 ・身体介護(20〜30分未満)週7回 ・訪問看護(1時間未満)週1回 ・福祉用具貸与(車椅子、介護ベッド) 2万3,782円
支出合計 243,782
収支 ▲23,782

85歳男性のAさんは、妻と2人の年金生活。年金収入は厚生年金にも加入していたため月22万円と国民年金のみの人よりも比較的余裕のある年金収入です。

要介護3認定を受け、在宅で暮らし続けたいという以降から80歳の妻が介護をしています。しかしながら、老老介護にあたるため、入浴介助や排泄介助、ベッドへの移乗などはなかなか1人では難しい年齢。そのため、入浴は毎週2回のデイサービスに通い、毎日身体介護サービスも利用しています。また車椅子と介護ベッドは介護保険を利用してレンタルしたものを利用しています。

介護を担う妻が80歳と高齢であるにもかかわらず、在宅介護を行うことは体力的に厳しくなってきているため、介護サービスの利用をもう少し多くしたいところですが、要介護3の在宅介護サービスの利用限度額は2万6750円。あと2968円使うことができるのですが、たびたび妻が体調を崩すことがあるため、そうした時に備えてショートステイ利用のために余裕を残しています。

とは言え、毎月の収支は2万3782円の赤字となり、これから妻も介護が必要になったら…と考えると不安になってしまいますよね。

介護度が要介護5になれば月々の介護保険限度額の1割自己負担分は3万5830円となり費用負担もさることながら、80歳という高齢で在宅介護を行うことは現実的ではありません。

財政的な理由もさることながら、在宅介護を担う家族の負担を考えると、貯蓄や家族の助けにより施設入居を検討したいところです。

要介護3で施設介護の場合

介護施設に入居したけれど赤字は月々10万円以上

ケース2:Bさん 要介護3で施設介護
83歳男性、介護付き有料老人ホームに入居。 妻は自宅生活。持ち家。ローンなし。
収入 年金 22万円(夫婦合算)
支出 介護付き有料老人ホームの利用料 20万円
雑費(日用品・おやつ代・理美容代など) 3万1,000円
介護保険1割自己負担分 2万1,150円
妻の生活費 12万円
支出合計 37215
収支 ▲15215

Aさんと同じく要介護3の83歳男性Bさんは、介護度3になった段階で介護付き有料老人ホームへ入居を決めました。家族の介護負担がかかることを理由に入居したものの、月々の利用料金は介護保険1割自己負担分を足して25万2150円。月々の年金収入を既に上回っています。

介護費用を抑えるために、ユニッット型個室でも賃料・食費・介護保険1割自己負担額を足しても12万6660円と大幅に安くなる特別養護老人ホームへの入居申請をしていますが待機者数が多く、いつ入居できるか分からない状況です。

自宅で暮らす妻の生活費を加えれば、Bさん世帯の収支は毎月15万215円の赤字となり、貯蓄があるか、子供などの家族の経済的支援がないと成り立ちません。このように、要介護3でも施設介護を選択した場合、在宅介護を選んだAさんと比べて月々の家計における収支が10万円以上多くかかっています。

最近、Bさんには認知症傾向も見られ、認知症が重度になれば現在入居している介護付き有料老人ホームでは退居しないといけないため、まだまだ不安が残る状況と言えます。

こうした状況になっても、安心して介護サービスが利用できるように、介護が必要となった時のための介護資金の準備はとても大切です。高齢の夫婦のみの世帯や一人暮らしの高齢者が増えている今、老老介護・孤独死などの問題はいつ誰が陥ってもおかしくない問題です。そんなときにも、介護施設への入居などで安心した暮らしができるよう、少しずつ備えていきましょう。

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